【2020年版】フィリピンの移動ならGrab（グラブ）が便利！使い方を徹底解説

マニラは基本的に車社会。でもなかなか自家用車を自分で運転したりドライバーを雇ったりするのは大変ですよね。

普段ドライバーがいるご家庭でも、大事な用事があるのに急にドライバーからお休みの連絡が！ということも。

そんなときに便利なのが配車サービス（ライドシェアリング）。スマートフォンのアプリを使って現在地までドライバーに迎えに来てもらい、目的地まで乗せてもらうことができます。

いろんな企業が展開していますが、そのなかでも最大手のGrabという会社のアプリの使い方とメリットをご紹介します。

グラブのキャッシュレスサービスについては、Grab Pay（グラブペイ）ってお得なの？メリットと使い方をご紹介します の記事を合わせてご覧ください。

Grab（グラブ）とは

Grab（グラブ）は、ライドシェアリングにおいて東南アジア最大手の会社。

2012年にマレーシアでサービスを開始し、シンガポール・インドネシア・タイ・ベトナム・フィリピン・ミャンマー・カンボジアのアジア8カ国に展開していています。

フィリピンではCarのほか、Food・Delivery・Mart・Load・Hotels・Pabiliのなどのサービスがあります。

＊Pabiliという新しいサービスが始まっていましたが、Martとの違いがいまいちわかりません＾＾；どちらもドライバーさんにお買い物を頼めるようなのですが、、

Load（ロード）について詳しくは、Grab Pay（グラブペイ）でLoad（ロード）が買える？手軽に携帯料金をSIMカードへチャージする方法 の記事をご参照ください。

当初はGrab Taxiという乗客とタクシーのマッチングサービスのみでしたが、現在では配車サービスだけでもタクシー以外にGrabCar・Grab Share・GrabCar（6 seater）・GrabCar+（Premium）・GrabFamily・GrabPetと拡大しています。

Grabの各配車サービスの違い

2019年11月現在、以下の7種類の配車サービスがあります。（2020年はサービス縮小中ですが、サービスが戻ったときのため残しておきます）

各サービスの料金の違いはこんなかんじ。移動距離のほか、時間帯や需要によって料金が変わります。

＊ラッシュアワーに1.5kmの距離で利用したときの料金

グラブタクシーはメーターによりますが、ブッキングフィーを考えるとグラブカーよりも割高になることがあります。

グラブシェアは乗り合いの相手によっては遠回りになるというデメリットもありますが、比較的つかまりやすい印象です。

６シーターは空港に行くときなど大荷物のときに便利。

※グラブカーでも６シーターのイノーバ（トヨタ）やアドベンチャー（三菱）などが当たるときもありますが、たまにすごーく小さい車が来ることがあります（KIAなど）。

GrabFamilyとGrabPetはβ版としてスタートしていて、それぞれ子連れ家族とペット連れの人が利用できるようになっています。

関連記事＞＞子連れに嬉しい！Grabで家族・ペット向けのサービスが開始　グラブファミリーに乗ってみた

問題は、プレミアム。ダントツに高いのですが、公式ページによると、通常のグラブカーとプレミアムは車種の違いしか書いてありません。

ドライバーが長いあいだ高評価の人限定とか、ダックスフンドみたいなリムジンが来るとか、そういう違いなのかなーなんて思ってたんですが、、違うんですね＾＾；

ということで、私は通常はグラブカーで、つかまらないときはグラブシェアか６シーター、というように使いわけています。

タクシーだったらブッキングフィーがかからないサービスが他にあるので、グラブのメリットはそんなにないかなーと。ただ、登録タクシーの数はグラブが優位かもしれません。

Grabを使うメリットとは

他にもいろんな交通手段があるなかで、Grabを選ぶメリットは何でしょうか。

6個あげてみます。

1. ドライバーの顔と名前、乗車記録が残る。

タクシーは密室の空間なのでドライバーとトラブルになるとちょっと怖いですよね。

グラブでは乗車の記録が残るので、遠回りされた・料金が違ったなどのトラブルがあれば直接グラブに報告して対応してもらうことができます。

2. 評価システムでクオリティが保たれている。

グラブは乗車後に乗客がドライバーを評価するシステムになっていますので、基本的にそれを意識しているドライバーが多い印象です。

車内が清潔に保たれていたり、挨拶などのマナーに気を遣っていたり。

3. 目的地を建物名や地図で指定してリクエストできる。

ジプニーやタクシーは「ここ！」とその場で言わないと目的地を通り過ぎてしまうこともあるので、ある程度は目的地の土地勘が必要です。

一方、Grabでは目的地の詳細な場所がわからなくても地図で指定できます。

また、タガログ語メインのドライバーさんもいるので、直接のコミュニケーションが難しいときに明確に目的地を伝えられるのは便利です。

自分の現在地がアプリで示されるので到着の目安時間がわかるのもポイント。

4. 乗る前に料金の目安がわかる。

タクシーだと降りるときにチップを要求されたりしてもめることがありますが、Grab Carだとあらかじめ金額が明示されているのでトラブルが少ないです。

Grab Taxiの場合でも大体の目安が示されるようになっています。

5. キャッシュレスでチップなどが不要。

GrabではクレジットカードやGrab Payという支払い方法によりキャッシュレスで利用することができます。チップも不要です。

6. Reward Pointが貯まる。

Grabのサービスを使うと「リワードポイント」というものが貯まります。

このポイントが一定以上貯まると、レストランやスパなどで割引を受けることができます。

また、ポイントによってランクがあり、上位のランクにあがると様々な特典を受けることができます。

詳しくはこちらの記事をご参照ください↓

1~4までのメリットは他の配車サービスでも同様ですが、5.のキャッシュレス対応や6.のリワードポイントは現時点でGrabならではのメリットですね。

また、登録車数はやはりGrabが他社よりリードしていると言えます。

Grab配車サービスの基本的な使い方

1. 現在地（ピックアップポイント）と目的地（ドロップオフポイント）を指定する

グラブのアプリをダウンロードします。

Grabアプリダウンロード

電話番号などを登録するとこのような基本画面が出てきます。

配車サービス「Car」をタップすると地図の画面が開きます。

地図の現在地あたりにピンが立っているんですが、車を呼びたい場所とずれている場合は①をタップし、pick-up pointを入力します。

②の「I’m going to…」をタップすると、以下のような画面になるので目的地の建物を入力します。

建物名の一部を入力すると下に予測一覧が出てくるのでその中から選ぶと楽ちん。

予測一覧から出てこない場合は、右上の「□」のようなマークをタップして地図に直接ピンを打つこともできます。

2. 配車のリクエスト（Book）をする

目的地を入れ終わると、料金が出てきます。

車の種類やサービスを変更したいときは、「View All」をタップ。

このように、他の車種・サービスの目安料金を見ることができます。

支払い方法を変更するときは車マークの下の左の欄をタップ。

この写真では「Grab Pay」というキャッシュレスの方法を選択しています。

ほかに、Cash、クレジットカードから選ぶことができます。

「Options」ではドライバーにメッセージを送ることができます。詳細なピックアップポイントの説明（〇〇銀行の前に立ってるよ、など）を入れたり。これは何も入れなくても大丈夫です。

セッティングが終わったら「Book 〇〇」をタップして待ちます。

ラッシュアワーのときはなかなか捕まらないので、何回もトライ。もしくはサービスを6シーターなど別のものに変更します。

3. 車を待ち、到着したら乗り込む

車がつかまると、ドライバーの名前、車のナンバー、車種、色が表示されます。

自分のリクエストを受けた車が今どの辺りにいるかが地図に示されています。

最近は前の乗客を下ろす前に次のリクエストをドライバーが受けるようになっているので、場合によってはこのように「前の乗客を先に降ろすよ」というメッセージが出ることがあります。

この写真の場合は、右上の黒いポッチのところ（セントルークス）に降ろしてからこちらに向かうよ〜ということですね。

ちなみに、画面の一番下のドライバー情報の右にある電話マークとテキストマークを使ってドライバーと直接やりとりすることも可能です。ドライバーからメッセージが届くこともあります（今向かってるよ、とか）。

車が到着したらナンバーを確認し乗り込みます。ドライバーに「〇〇？」と名前を聞かれるので、その名前も確認します。

4. 到着後、Cashの場合は支払いをして降りる。それ以外の場合はそのまま降りる。

目的地に到着したらCashの場合は支払いをします。クレジットカード、Grab Payの場合はそのまま降ります。後日メールでレシートが届きます。

＊2020年12月現在、Grabはキャッシュレス支払いのみになっています。

最後にドライバーの評価画面が出るので、☆で評価しておしまいです。

プラスαの使い方と知っておきたいキャンセルルール

プロモコードでお得にライド

初めてアプリをダウンロードするときにpromo code（プロモコード）を入れるところがあるので、「GRABMIFYUMANILA」と入れていただければ初回の利用がお得になります♪♪

他にも定期的に50ペソオフなどのプロモコードが届くことがあります。

Carの画面の「Promo」をタップすると、、

「My Rewards」から見ることができます。

途中で寄り道をしたいとき

友だちと乗り合いで行くときなど、目的地を2箇所入れたいこともありますよね。

そういうときは、目的地の隣の「＋」ボタンをタップします。

「Add Stop」に目的地を追加し、下の「Done」を押します。

２つ目の目的地が入り、料金が変更されました。

目的地の右の「↑↓」を押すと、目的地の順番を入れ替えることもできます＾＾

なかなか捕まらないとき

雨の日やラッシュアワーはなかなか車が捕まりません。

そんなときに私が試すのは以下の方法。

ただ、書いておいてアレですが、、、

どれだけ効果があるのかは不明です。＾＾；

一番可能性があるのが、車種（サービス）を変えること。

Grab Carがどうしようもなくつかまらないときは、グラブシェアが今のところ比較的つかまる印象です。

支払い方法については、クレジットカードだとドライバーさんの手元にお金が入るまでに時間がかかるので現金払いが好まれる、という噂を聞いたことがあるので試してみたりします。

ただ、ドライバーさんがリクエストをキャッチするときにどこまで乗客の情報を見ているのか不明なので、全然関係ないかもしれません。

ピックアップポイントについては、一方通行の場所だったりするとピックアップしにくい（ぐるーっと回ってくる必要がある）ので両側通行の通りに出るとつかまりやすくなるかな？という話。

これも、わりと広範囲にピコンピコンとドライバーさんへのリクエストが鳴っているような気がするのであまり関係ないかも＾＾；

タイミングにもよると思うので、いろいろ試しながらリクエストを繰り返してなんとか捕まえています。。

Google MapからGrabを呼ぶ方法

Google Mapから行き先を指定する方法もあります。

Google Mapを開いて「Direction」をタップ。

行き先を指定して、右のほうにある手を上げている人形のマークをタップすると、Grabの料金が出てきます。

あとは「Open App」をタップすると、GrabのBook画面に移行します♪

検索したばかりの場所に行くときや、お気に入り登録している目的地を利用するときに便利な方法ですね。

知っておきたいキャンセルルール

2019年6月現在、Grabは車が捕まったあとにキャンセルをしてもペナルティーフィーはかからないことになっています。

ただ、3回連続でキャンセルをすると24時間のあいだ利用がストップされるそうです（；；）

友だちがこれで困ってました、、、。

＊GrabのHPには詳細な記述を発見できなかったので、あくまで友だちの体験談です。

たまにすごーーーく遠くのドライバーさんがリクエストをキャッチしたりするとごめんなさい、とキャンセルしたりしていましたが、この話を聞いてからよっぽど急いでいなければ気長に待つようになりました。最近それでなくても捕まりにくいし（ToT）

そのうちキャンセルフィーも導入されそうですよね。。

まとめ

Grabの使い方を総まとめしてみました。

慣れるとどこでも車を呼べるので、行動範囲がぐっと広がります♪

グラブは刻々と新しい機能が追加されているので、また更新されたら追記したいと思います。

長文読んでいただきありがとうございました＾＾

合わせて読みたい

◯Grab Pay（グラブペイ）ってお得なの？メリットと使い方をご紹介します

Grab Pay（グラブペイ）ってお得なの？メリットと使い方を紹介します

◯Grab Pay（グラブペイ）でLoad（ロード）が買える？手軽に携帯料金をSIMカードへチャージする方法

Grab Pay（グラブペイ）でLoad（ロード）が買える？手軽に携帯料金をSIMカードへチャージする方法♪

◯GRABがつかまらないときのお助けアプリ！タクシー配車サービスのmicabの使いかた

GRABがつかまらないときのお助けアプリ！タクシー配車サービスmicabの使いかた

◯マニラの電車（MRT）の乗り方

【2019年版】マニラの電車（MRT・LRT）の乗り方　安全面は？料金は？基本事項をまとめます

◯スマホひとつでお得・手軽に携帯電話料金をチャージ♪ 5〜10%割引でLoadを購入する方法

スマホひとつでお得・手軽に携帯電話料金をチャージ♪ 5〜10%割引でLoadを購入する方法

◯フィリピン在住者が入れておくべきアプリ！交通系から便利系まで15選♪

フィリピン在住者が入れておくべきアプリ！交通系から便利系まで16選♪