【フィリピンメイド事情③】マニラのメイドを雇う手順とお給料の相場をまとめます

【フィリピンメイド事情③】マニラのメイドを雇う手順とお給料の相場をまとめます

【フィリピンメイド事情②】マニラでフルタイムのベビーシッター/ヘルパーを探す方法 という記事で、メイドさんを雇う際に知っておきたいことと、探す方法をまとめました。

ここでは、以下の2点の情報をまとめます。

  • BGC、マカティのメイドの相場(2019年現在)
  • 採用までの流れ

長いですが、おつきあいいただければ^^

メイドのお給料の目安

ここでは、2019年時点のメトロマニラのメイドさんのお給料について、Ma’am Manilayaya/nanny job corner、私の周りの日本人コミュニティといった情報からまとめてみます。

各家庭によって条件は様々なので、あくまで参考としてご覧いただければと思います。

MEMO

*お料理ができる人は少しプラスで相場が上がります。

*大学を出ていて英語が堪能+英語でのチューターとしての役割を持つ人は少しプラスで相場が上がる印象です。(①のメイドさんはこれに含まれるかもしれません)

①BGC・Makatiの欧米系の駐在員家庭のメイド

 

  • ステイアウト:16,000〜18,000ペソ/ 月(≒34,000〜38,000円)
  • ステイイン:12,000〜15,000ペソ/ 月(≒25,000〜32,000円)

相場が上がり続けている駐在員コミュニティ。ここのなかでは、1日6時間×5日で16000ペソ以上といった(メイドさんにとって)好条件も珍しくありません。

ステイインで2万ペソという破格の条件も耳にしたことがあります。

そのぶん、英語が堪能でヤヤレベルも高いメイドさんが集まっていると思われます。

②BGC・Makatiの日系、アジア系家族のメイド

 

  • ステイアウト:12,000〜14,000ペソ/ 月(≒25,000〜30,000円)
  • ステイイン:10,000〜12,000 / 月(≒21,000〜25,000円)

ステイインに関しては、地方から出てきたメイドさんの場合は8,000ペソくらいでも見つかるかもしれません。

最近、ステイアウトは1日8時間以上で駐在家庭からの紹介だと14000ペソは超えてくる印象です。これも、誰からの紹介かによって変わると思います。

③上記以外のメトロマニラ(Pasig, Pasay, Alabangなど)

 

  • ステイアウト:10,000〜13,000ペソ /月(≒21,000〜27,000円)
  • ステイイン:6,000〜10,000ペソ/ 月(≒12,600〜21,000円)

こちらはyaya/nanny job cornerと、エージェントからみた相場です。

求人としてステイイン5000ペソ/月〜というものもよく見かけますが、あまりレスポンスはついていません。一方、ローカルFacebookコミュニティではステイイン8,000ペソ以上の求人はよくアプライのコメントが付きます。

エージェントでは、ステイインで業者により一律10,000ペソもしくは12,000ペソという紹介がありました。

地方ではステイインで5,000ペソ/月という条件で雇っている人もまだまだいるので、メトロマニラはそれより高めの傾向があります。

MEMO

*マニラの大学を出た新卒の学生が一般企業に就職するときに、12,000〜15,000ペソ(最低賃金537ペソ/日)といわれます。ただ、飲食店やデパートなど最低賃金が守られていない職場はまだまだ多いようです。

メイドを雇うまでの流れ

複数の手段を使って候補者を探すとき、我が家はこのような流れで行いました。(かなり細かいほうだと思います)

Ma’am Manilaなどの紹介からの場合は、スピード感が半端ないのでいきなり面接ということも考える必要があるかもしれません。

また、帰任する友だちから紹介されるなど、「この人」と決まっている場合は当てはまらないと思いますが、参考まで。

  1. 雇う条件を決める
  2. 周りに声をかける + インターネットを使って候補者を探す
  3. テキストで候補者に連絡する
  4. 電話インタビュー
  5. 面接、Job Descriptionの確認
  6. トライアル
  7. Offer Letterを作成し、サインを交わす
  8. 各種書類が揃ったら、契約する

1.雇う条件を決める

周りに声を掛ける前に、以下のポイントで条件をある程度決めておくといいと思います。「フルタイムのメイドさんを探してるんだけど」と声をかける際にも、お給料や時間が明確じゃないと紹介しづらいという声がありました。

考えておく条件
  • ステイイン(住み込み)かステイアウト(通い)か
  • 勤務時間(◯〜◯時まで、土曜日はお願いするかどうか)
  • お給料のレンジ
  • メインで依頼したい業務(ヤヤor ヘルパー、料理をしてほしいかなど)
  • 経験年数をどこまで求めるか

ほかに、年齢(50歳までなど)、子どもがいる/いない人などの条件を追加してもいいと思いますが、候補者が減るので我が家は条件にしませんでした。

うちの場合はこの時点でJob Description(ジョブ・ディスクリプション)を作成し、何人かの友人に送って紹介してもらいました。

お給料はBasicを記載し、経験により交渉可能+パフォーマンスによりボーナスを考慮します、と申し添えました。

Job Descriptionについては、この時点でなくても口頭でお給料と勤務時間を伝えるだけでも候補者探しは可能です。

2.周りに声をかける+インターネットを使って候補者を探す

最初の1週間は日本人の友だちのコミュニティに「フルタイムのメイドさんを探しています」というぼんやりとした声掛けをして候補者を探していました。

何人か紹介いただきましたが、そもそも面接に来なかったり、重いものが持てないので無理と言われたり、面接までなかなかこぎつけませんでした。

その後、周りのフィリピン人などに声をかけはじめ、GreatAuPairに登録してメッセージを送り続けました。

3.テキストで候補者に連絡する

フィリピンではテキスト(電話番号を使ったショートメッセージ)文化です。

中にはスマートフォンを持っていてViberで連絡を取り合った人もいますが、基本的にテキストでやりとりを続けました。

私の送ったテキストはこんなかんじ。

  • Hi, 〇〇!と冒頭に相手の名前から入る
  • 〇〇から紹介されて、or 〇〇というプロフィールを見て連絡しました
  • BGCに住んでいる日本人家庭で、3歳の息子のお世話をしてくれるステイアウトNanny/helperを探しています。
  • こういう条件(時間、お給料)なんだけど、興味があれば連絡をください

冒頭の名前と〇〇から紹介されて、という文面を入れるのは、自分自身のリマインドです。同時に何人にも連絡をすると、どの番号がどのメイドさんかわからなくなるので^^;

始めのころは「ステイアウトのナニーを探している日本人家族です」、くらいの自己紹介で、やりとりのなかでお給料のExpectation(期待値)を聞いたりしてたんですが、最初に条件をばーんと出したほうが圧倒的に話が進むということに気づきました。

うちは朝7時からという条件だったので、その時点で「遠いから朝早くは無理」というお断りのメッセージが来ることもありました。

うちとしては、毎日決まった時間に来てもらうことが最低条件だったので、はじめにスクリーニングになったのは良かったと思っています。(遠くても「行きます!」と言ってくれた人もいたし)

お給料はNegotiable(交渉可能)です、と言ってはいますが、目安があることで現実的に働きたい人が集まってきた印象でした。

ちなみに、うちの条件は前述のBGCの相場より少し低めですので、アプローチの対象により少し伝え方(ベネフィットなど)を工夫しました。(その意味でも、相場を知っておくと応用がききます)

4.電話インタビュー

テキストで条件面がある程度合いそうな人がいたら、電話でのインタビューをしました。

以前はいきなり面接で家に呼んでたんですが、来ない、連絡なしに遅刻する、という人も割と多く、1日にできるインタビューの数や夫の時間の拘束を考慮すると効率的ではないなということに気づきました。(面接の交通費も支払わないといけないし)

うちの電話インタビューのポイントは以下のとおり。

  • 朝7:00am もしくは7:30amに指定する
  • 住んでいる場所と、BGCまでの距離を確認する
  • お世話する家族の有無を確認する
  • これまでのNannyとしての経験を確認する

これらの内容は流れに応じてわりと大まかですが、電話の目的は大きくふたつ。

  • 朝早い時間にきちんと対応してくれるか
  • 英語でのコミュニケーションがどの程度はかれるか

朝7時にしたのは夫の仕事の都合もありますが、やはり毎日早く起きてもらうことになるので時間をどの程度守ってくれるかという目安を得るためです。

(寝坊した、面接を忘れていたという人もいました)

また、電話でのコミュニケーションは対面よりも少し難しいんですよね、お互いに。私自身それほど英語が達者ではないのですが、それを加味しつつ会話がどのくらい成り立つかというのを知ることができました。

うちに長く来てもらっているパートタイムのメイドさんも英語はそれほど得意ではありません。が、こちらの質問内容に対応した回答をくれたり、わからない場合に聞き返してくれるという方法により、問題なくコミュニケーションをとれています。

ですので、うちとしては英語力というよりはコミュニケーション力があってほしいなというところです。

5.面接(Job Descriptionの確認)

面接は家に来てもらいました。連絡するときには部屋番号は伝えず建物のみ伝え、ロビーまで迎えに行くという方法を取りました。

初対面の人を家まで呼ぶことへの抵抗感もありますが、実際に家の中を見てもらい、子どもと関わってもらうことを重視しました。

(コンドミニアムなので、部屋番号を知られても他人が中に入ることが難しいという安心感もあります)

面接前に「もし持っていればCV(履歴書)、NBIクリアランス(無犯罪証明書)、健康診断、IDを持ってきてね」、と声をかけましたが、IDは全員、CVは半数、その他は持ってたら「ちゃんとしてるこの人!」というかんじでした。

面接の必須条件にすると来てもらうハードルが上がるので、うちは「もしあればでいいよ〜」というスタンスです。

面接では、以下のポイントで進めました。

  1. うちまでの交通手段とかかった時間(エレベーターの中での会話)
  2. 自己紹介
  3. 家族について
  4. これまでの職務経験(メイドと、メイド以外)
  5. メイド経験者の場合、これまでの勤務条件
  6. 健康状態
  7. 実際に子どもと遊んでもらう

①の交通手段とかかった時間は、2時間を超えると毎日通うのがつらくなるのでは、、という懸念からでしたが、面接に来てくれた人はみんな1時間以内でした。

中には、迷うといけないからと1時間前にBGCに来ていた人もいて、人柄が現れる部分でもあるなと感じました。

③の家族については、養う対象がどのくらいいるか(旦那さんが無職だったり、ご両親の面倒を見ていたり、お子さんがいたり)という点と、お子さんがいる場合は誰が面倒を見る予定かというのを確認しました。面倒を見てくれる人との関係性も重要ですね。

フィリピン人のメイドさん、家族の話はみんな好きですね^^とても穏やかにおしゃべりしてくれる人が多かったです。

⑤メイドのこれまでの勤務条件は、勤務時間や場所などです。お給料も本人が差し支えない場合は聞きました。

ポイントは、前職とのインターバルと、なぜ前職をやめたかということ。クビになった場合は正直に話してくれないかもしれませんが、短期間で仕事を変えている場合などは聞いておくといいと思います。(つじつまの合わない人はなんとなくわかりました)

健康状態は、一応「一番最近病院にかかったのはいつ?」という質問をして健康状態を確認していました。

が、そもそも病院に行かない人も多い国なので、実際のところは契約の前に健診を受けてもらうしかないかなと思います。

健康診断の結果を持ってきてくれる人もいました。

実際に子どもと遊んでもらうというのは、やってよかったです。

近所の公園や広場まで一緒についていき、5〜10分ほど自由に遊んでもらいました。

その流れのなかで、

  • 家から公園までの道を安全に誘導しているか(手をつなぐ、交差点で観察するなど)
  • 抱っこに慣れているか
  • 子どもと自然に会話して遊ぶことができるか
  • 周りの危険についてフォローできるか

といった様子が短時間でも見えてきます。

ひとり、スペックとしては申し分ないけれど、子どもを追いかけない、積極的に会話しないなどの様子が見られた人がいました。(子ども苦手なのかな〜と)

一方、一気に打ち解けてきゃあきゃあ追いかけっこをするほど子どもの相手が上手なメイドさんもいました。

皆さん面接で緊張はしていると思いますが、子どもが好きな人ってちょっとした印象で伝わってくる部分もありますよね。^^

相手からの質問も受け付けて、Job Descripitionで条件面の不一致がないかどうかも確認。

交通費をお渡しして終了です。

6.トライアル

面接を経て、働いてほしいと思う人にトライアルをお願いしました。

トライアルは実際のオファー時間と同じタイムスケジュールで、お給料も1日分お支払いします。

息子の朝の準備や朝食の介助などを一緒にやり、幼稚園に行っているあいだはハウスキーピングのタスクを共有しました。

私がトライアルで重視したのは、「自分で考えて動いてくれる人かどうか」です。

子どものケアを第一優先にという内容を先に伝え、家事についてのオリエンテーションだけ行い、仕事の順番などはすべて本人に任せました。

私がいないときや指示がないことはしない、という人ではなく、仕事を見つけて自分でタイムスケジュール(お迎えの時間なども含め)を管理し、黙々と働いてくれる人がいいなと。

一方で、子どもの安全についての共通認識を持つ必要があるので、「Don’t」は共有しないといけないですね。

トライアルの時点でどこまでうちのルールを説明するかというのはある程度その候補者の性格も見つつというところでした。

7.Offer Letterを作成し、サインを交わす

今のうちの状況はここまで。

契約書にすぐサインできればいいんですが、NBIクリアランスやメディカルチェックの結果をみて正式採用したいと思ったので、ひとまずJob DescriptionをアレンジしたOffer Letterで条件の合意をして働き始めてもらうという方法を取りました。

オファーレターと同時に、NBIクリアランスとメディカルチェックを依頼しました。メディカルチェックは健診費用も負担します。

日本人会にメイドさん用のパッケージがあるのでそれを利用してもらおうと思っています。

参考:https://jami.ph/clinic/clinic_04/

8.各種書類が揃ったのち、契約

→契約が整ったら追記します。

まとめ

メイドさんのお給料の相場と、雇うまでの流れ(我が家の場合)をまとめました。

といいつつも、相場はあってないようなもので、まだ地方とマニラ首都圏のギャップは大きいので、誰の紹介かというところで大きく変わってくると思います。

ただ、お仕事に見合うお給料をもらっているという感覚を本人が得られることが大事だなとうちは考えていて、求めるものが大きくなるとお給料にも反映させないといけないなと感じました。

新しく我が家に来てくれたメイドさんが、長く真面目に働いてくれることを願うばかりです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください