マニラで初めて家(コンドミニアム)を借りたいとき、またはマニラで引っ越しをしたいとき、どのように物件を探せばいいのか迷いますよね。
日本のような間取り図がわかる不動産サイトはほぼありません。
そのため、インターネットであたりを付ける→実際に足で探すことになります。
ここでは、マニラで賃貸不動産を探すときに利用すると良い代表的なWebサイトや不動産会社9選に加え、それ以外の探し方をまとめてみます。
また、日系不動産仲介会社を利用するメリット・デメリットについても少し触れます。
物件探しの日本との違いはこちらも合わせてご覧ください。
>>フィリピンマニラで賃貸のコンドミニアム・家探し!知っておきたい日本との違いや基本情報をまとめます
日系不動産仲介業者/日本語対応の不動産会社
エイブルマニラ
日本でも有名なエイブル。
マニラでも日本人担当者、もしくは日本語を話すことができるフィリピン人立ち会いのもと物件を探すことができます。
多くの駐在員家庭をサポートした経験があり、フィリピンでありがちなオーナーさんとのトラブルなども間に入ってくれるので助かります。
契約時、仲介手数料がかかります。
Web https://www.able-manila.com/
DAO Realty Corporation
フィリピン人経営の不動産仲介業者ですが、日本人スタッフが複数働いているので日本語でやりとりできます。
MakatiやBGCに強い印象で、アラバンやケソンなどは少し出てくる物件が少なめ。(時期にもよると思います)
ここは借り主の仲介手数料が無料というのが嬉しいポイント。
オーナーさんとの交渉などもばっちりお願いできます。
連絡先 inquiry@daorealty.net
Bed and go Inc
Bed & Goは不動産売買と賃貸どちらも取り扱いがあります。
2020年の引っ越しで初めて問い合わせてみたのですが、わりと条件にあう物件を丁寧にリストアップしてくれ、印象が良かったです。
日本語対応してくれるのでそこも安心ですね。
Web https://www.bedandgoinc.com/
インターネット
フィリピンではインターネットにオーナーや管理するブローカーが直接投稿するサイトが多くあります。
信頼できるブローカーを見つける困難さはありますが、相場や条件を知ることができるので、日系の仲介業者にお願いする場合でもサイトを見ておくことをおすすめします。
我が家はいつもRentpadやLamdiで良さそうな物件を絞り込み、立地や条件を確認し多方面にコンドミニアム名をリストアップして空き部屋を問い合わせる、という方法をとっています。
Primer
日本人経営の月刊誌、プライマーの不動産サイト。上記の日系不動産を含む会社からピックアップされた物件が並びます。
シンプルなサイトの作りで、2BR(日本でいう2LDK)など間取りでの検索ができないなど、使い勝手はもう一歩。
ただ、賃貸物件情報だけでなく、借りるときに知っておきたいポイントなどの情報も得られるのがメリットです。
Rentpad
賃貸物件だけでなく、ウィークリーやデイリーユース(Air BandBのように)の物件も検索できる総合サイト。
家具付き、家具なしや、間取りなどからも検索できます。
写真が広角で明るいものが多いのも好印象。
そして、各物件の詳細情報が見やすいです。フロア数などもきちんと書いてあることが多いです。
Zipmatch
不動産売買と賃貸物件を検索できるサイト。
Zipmatchは建物の情報が特に詳しく、ビル詳細を見られる360度カメラ画像や建設したディベロッパー情報なども調べることができます。
口コミのある建物もあるので、私は気になる物件をZipmatchでひととおり調べています。
Lamudi
上記ふたつのサイトとほぼ同じようなUIの不動産サイト。
RentpadとLamudiは同じような物件が出てくることもあるのですが、価格や写真などを見比べて利用したりします。
一応★での評価があるコンドミニアムもありますが、誰が評価しているのかは不明です、、
Web https://www.lamudi.com.ph/
HOPPLER
コンドミニアム名がどーんと出てくるような検索画面なので、ある程度土地勘があると探しやすいような気がします。
全体的に他のサイトよりも相場高め・ラグジュアリー物件も多いような印象です。
使い勝手はもう一息ですが、ほかと見比べると楽しいです。
Web https://www.hoppler.com.ph/
Carousell
旧OLXというサイトで、不動産以外にも修理や引っ越しの手配、車のレンタルや物品販売など幅広いサービスを展開しています。
不動産分野に特化していない分、雑多なイメージで物件を探しにくい印象です。
ローカルの人が多く利用しているイメージで、格安物件などを探したい場合は検討するのもありかもしれません。
コンドミニアムに直接問い合わせ
ある程度住む期間が長くなると、土地勘が出てきて「このコンドミニアムに住みたい!」という場所が絞られてくることがあります。
その場合、そのコンドミニアムの受付に直接空室を問い合わせるという方法もとれるそうです。
私は行ったことがないですが、空き部屋のブローカーや業者を紹介してくれるので、そのコンドミニアムの多数の部屋を管理している仲介業者さんなど信頼できる人に当たることができます。
Facebookグループや知り合いの紹介
Facebookグループ
FacebookにMakati Rentなど入れると、オーナーやブローカーが直接ポストしているグループを見つけることができます。
オーナーと直接契約になると、仲介手数料がない分リーズナブルにお部屋を借りられることもあります。
ただし、基本的にフィリピン人向けのグループであることが多く誰でも投稿できるため、信頼できる相手かどうかを見極めるのが肝心です。
知り合いの退去時にオーナーを紹介してもらう
また、近々退去する知り合いがいる場合、オーナーに直接紹介してもらうという手段もあります。
オーナーは次の入居者が直接見つかることで仲介業者やブローカーに高額な手数料を支払う必要がないため、家賃などを値下げしてくれることも。
これまで私もいくつか紹介してもらいましたが、日本人かつオーナー直接という案件だと相場より安めで見つけることができました。
また、賃貸サイトにあまり出てこないような建物の物件をオーナーつながりで紹介してもらえたりすることもあります。
知り合いのブローカーを紹介してもらう
駐在歴が長い会社では、会社御用達のブローカーがいることがあります。
友人にそういった会社にお勤めの人がいれば、信頼できるブローカーを紹介してもらえることがあります。
日系不動産会社を利用するメリット・デメリット
メリット
- 日本語で物件を紹介してもらえる
- オーナーとの間に入って交渉してもらえる
- 信頼できる
- 日本人好みの物件を多く管理している
マニラの賃貸物件は半年または1年前払いという契約も多く、初期費用がかかりますよね。
そのため、特に土地勘のないエリアの物件探しのときは、仲介業者が信頼できるかどうかというのが重要になってきます。
我が家も詐欺事件に巻き込まれたことがあり、神経をすり減らし本当に大変な思いをしました。
関連記事>>【マニラ】貸す人も借りる人も要注意!不動産詐欺に巻き込まれた話
日系=無条件に信頼できる人が担当、と一概に言えるわけではないですが、日本人コミュニティの口コミは早いので、なにか問題があればすぐに広まります。
そのため、多くのローカル不動産会社から手探りで信頼できる人を探すよりはハードルが低いと言えます。
また、住み始めてからや契約更新、契約解除のときなど、たびたび仲介業者を通じてオーナーと交渉が必要な場面があります。
その際に、日本語でいろんな説明をできるのはかなり大きなメリットです。
通常のローカルのブローカーはオーナーから手数料をもらっており、オーナーと契約関係があるため借り主側に不利な条件でも交渉を請け負ってくれないこともあります。
デメリット
- 物件が限られている
- 駐在員向けの家賃・条件であることがある
デメリットとしては、ひとつの不動産会社が管理する物件にどうしても偏りがでてしまうという点があげられます。
自分の気に入っているコンドミニアム決め打ちで依頼を出した際に、その物件が出てくるとは限りません。
また、日本人駐在員向けの物件を多く取り扱っている関係で、会社が支払う前提で家賃をローカル向けより高めに設定しているオーナーがいるという話を聞いたことがあります。
更に、PDC(1か月ごとの支払いに使用する先付小切手)を受け付けず、1年もしくは6か月ごとの前払いのみ、といった要求をされたこともあります。
まとめ
賃貸物件探しはタイミングがすべてといえることもあるのですが、日頃から物件の状況をリサーチしておくと、いざ引っ越しのタイミングで交渉しやすいことがあります。
いろんなサイトを見比べて、お気に入りの物件を探してみてくださいね。