ConoHa WING（コノハウイング）を海外から契約・利用するときの注意点

大手GMOが提供するサーバー、ConoHa WINGの評判がとてもいいので、キャンペーンを機に乗り換えをしようと試みました。

結果として、私はConoHaをキャンセルしXserverの継続を決めたのですが、フィリピンから独自ドメインを取得してWordPressを開設するところまで行ったので、以下の点についてまとめたいと思います。

体験談としてどなたかの参考になれば。

※なお、2020年10月現在でエラーが出た項目についてはカスタマーサポートに報告しているので、その後迅速に修正がされた場合は特に問題ないかもしれません。

申し込み画面について

個人情報の入力では「現在いる国」を指定する

当たり前では？と思われるかもしれないのですが、ちょっと戸惑ったのでメモします。

プランを選んで申込みを進めていくと、以下のように名前など個人情報を入力する画面が出てきます。

ここの必須項目にエラーがあり、

「国は世界各国から選べるのにその次の郵便番号、都道府県は海外の選択肢がない」

という状態になっていました。

国内の住所がないと申し込みできないのか？と思い、現在地はフィリピンでしたが「日本」を選択し、日本の住所を入力しました。

ところが、この次のプロセスの「電話番号認証」が+81（日本）になっており、「戻るボタン」もないので修正できず海外の電話番号で認証ができないことになってしまいました。

初めからやりなおし、国は「フィリピン」、それ以下は日本の住所で申し込むという矛盾した個人情報の入力をしました。

ちなみに、国を海外にすると、消費税抜きの価格で契約できました。

「不正な操作が検知されたため、アカウントの一部操作を制限しました。」とエラーメッセージが出ることがある

申し込みの入力をクレジットカード決済まで終えたときに現れた以下のエラー。

カスタマーサポートに問い合わせたところ、

海外からのお申し込みにより弊社セキュリティが動作し、アカウントが一時的にロックされている状況でございましたので、取り急ぎロックの解除を手配させていただきました。

と返答がありました。

これについては、初回の登録の際に国を「日本」にしたにも関わらず、海外からのアクセスだったため起こったと考えています。

登録後の初期設定について

海外からのアクセス制限を一部解除する

ConoHa WINGでは海外からのアクセスを制限するセキュリティが初期設定でONになっています。

海外から自分のブログにアクセスできるよう、一部OFFにする必要があります。

サイト管理→サイトセキュリティ→WordPressセキュリティ→海外アクセス制限と進むと、セキュリティのON/OFFを設定できます。

このうち、以下のふたつはOFFにしておくと良いと思います。

海外コメントはスパムが来やすいので判断に迷うところですが、読者が海外在住者対象であるブログではOFFにしておく必要があります。

ダッシュボードはWordPress管理画面のことですね。これがONだと記事の投稿ができません。

そのほか、管理画面ログイン制限（短時間で複数のログインをトライした形跡があるときに一時的にロックする機能）、XML-RPC API（ダッシュボードにログインせずに遠隔で操作する際のAPI）などは必要時以外セキュリティONのままでいいと思います。

メールサーバーの国外IP制限を解除する

メール管理→メール設定→メールアドレス詳細から該当のアドレスのIP制限をOFFにします。

まとめ

海外からConoHaを登録する際のエラーについて、公式Webサイトでまだカバーされていない部分があったのでまとめてみました。

ConoHaはまだ発展途上のサービスで、管理画面や登録画面のアップデートなどどんどん動いている様子なので、この記事の情報が一致しない場合はその点ご了承いただければと思います。

なお、はじめに書いたとおり、私はConoHa WINGを契約したあとトラブルが続き、最終的にXserverを継続することにしました。

ですので、検索ではConoHa WINGを絶賛するブログが多い印象ですが、SNSの口コミなどを参考に慎重に比較することをおすすめします。