フィリピンマニラで男児の子育て中のみふゅ(@mifyu_manila)です。
海外で子育てしていると、日本語や日本文化をどのように学ぶかというのが課題ですよね。
うちはスクールやメイドさんとのコミュニケーションで日中に英語を使う時間が多いので、日本語の教材としてポピーを取り入れています。
いくつか海外で受講できる通信教材がある中で、我が家は2歳の頃からポピーを気に入って使っており、4歳の今きいどり(年少さん)が終わる段階になっています。
いくつか選んだ理由があるので、以下のポイントでまとめたいと思います。
- 海外受講できる幼児教材の比較
- ポピーのメリット
- 実際に使ってみて成長を感じるところ
- ポピーのデメリット、気になるところ
参考になればと思います^^
実際の見本をご覧になりたい方は無料サンプルをチェックしてみてください。
海外受講できる幼児教材は?
我が家が比較した教材は以下の4種類です。
- Z会幼児コース
- 進研ゼミ(こどもチャレンジ)
- 幼児ポピー
- スマイルゼミ
難易度の比較
- 難易度が高い← →難易度が低い
- Z会 ー こどもちゃれんじ・スマイルゼミ ー 幼児ポピー
Z会はクチコミから難易度が高いと言うママが多め。
こどもチャレンジとポピーは実際に使っている教材のお下がりをいただいたりサンプルを見たところだと、ポピーの方が優しい内容になっていると感じました。
スマイルゼミはクチコミが分かれるところですが、こどもちゃれんじと同じくらいと言う印象です。
我が家は難易度が優しいという点もポピーのメリットのひとつだと感じています。(理由は詳しく後ほどご説明します)
価格の比較
教材 | 価格(12ヶ月一括払いの月々あたり) |
スマイルゼミ | 2980円(年少・年中・年長) |
Z会 | 1870円(年少)2244円(年中)2431円(年長) |
こどもちゃれんじ | 1980円(年少・年中・年長) |
幼児ポピー | 931円(年少)1045円(年中・年長) |
スマイルゼミはタブレットによる配信教材で、高めですね。
比較するとポピーの価格は突出しています。
海外への送料の比較
教材 | 送料(フィリピンの場合) |
こどもちゃれんじ | 4420円(EMS) |
幼児ポピー | 2532円〜(2021年受付休止中) |
Z会 | 2100円(世界共通) |
スマイルゼミ | 不要(タブレットのみ) |
こどもちゃれんじは立派な付録がある分、送料は高めです。
幼児ポピーはコロナ禍により現在配送は休止中ですが、1年分まとめて配送できます!(後ほど詳しく説明します♪)
親のサポートの必要度
- 親と一緒にする← →こどもひとりでする
- 幼児ポピー・Z会 ー こどもちゃれんじ ー スマイルゼミ
ここは好みが分かれると思います。
親子の交流を大事にしているのがポピー・Z会である一方、こどもちゃれんじはハイテクな付録やDVD、スマイルゼミはタブレットのゲームなどでこどもだけで取り組むものが多い印象です。
その他の特徴
スマイルゼミは友人で受講している人がいたので話を聞いたのですが、確かに子どもが自分だけで楽しみながら取り組めるという点がメリットに感じました。
一方で、タブレットの海外配送に対応していないので、日本で契約→海外へ持ち込みとなり、不具合が出た場合に修理などが難しいとのこと。
あとはタッチペンの精度に好みが分かれるようで、文字を書いたりするにはやはり紙の方が良いという声もありました。
こどもちゃれんじはとにかく月齢に応じたハイクオリティな付録が特徴。しまじろうの人気もすごいです。
我が家もお下がりでいくつかいただいたおもちゃがありますが、2人以上のお子さんがいて使い回すことを考えればコスパが良いかもしれません。
ただし、保管場所が必要なので、マニラでは定期的にお下がりが日本人家庭で回っています^^
ポピーのメリット①1年分まとめて取り寄せることができる
我が家が選ぶ大きな理由のひとつがこれ。
他のこどもちゃれんじ(進研ゼミ)などの教材は、毎月届く仕様になっています。
最新のものを手に入れるという意味ではそれもいいのですが、海外配送料がかかってしまい、こどもちゃれんじだとフィリピンと国内とを比べて倍くらいの費用になってしまいます。
その点、ポピーは1年分をまとめて送ってもらえるので、日本からの送料1回分ですみます。
内容は半年〜1年前のものになりますが、通信課題などがあるわけではないので使用のとき特に問題ありません。
強いていうなら、親向けの冊子が古いものになるということでしょうか。投稿はできませんが、読み物として使うには問題ありません。
1年分の教材を見通せるので、その月のスクールの状況によって教材に取り組む量を調節したり、イベントによって長く付録を楽しめたりといったメリットもあります。(フィリピンはクリスマスがとにかく長いです!)
しかも、付録が少なく紙面メインなのでとてもコンパクト。
我が家は一時帰国の時にスーツケースに入れて持ち帰っています。
*ちなみに、通常ではエリアによって海外送付のサービスもあるので、毎月ごとに取り寄せたい場合も可能です。(2021年1月現在は海外配送休止中)
ポピーのメリット②費用が安く内容が充実している
価格が安い
ポピーは1年分取り寄せると日本と同じ費用で受講できることになるので、まず海外送料ぶんが安くすみます。
月々の費用はももちゃん(2−3歳むけ)ときいどり(3-4歳むけ)で980円・年払いだと931円、あかどり(4-5歳むけ)とあおどり(5−6歳むけ)で1100円・年払いだと1045円です。
これは通信教材として破格!
メイン通信教材の価格が安い分、英語のワークや日本語のワークをこどもの興味に応じて追加しやすいのもメリットだと感じています。
うちの息子はシールがとにかく大好きなので、シール貼りの本を本屋さんから追加で購入しました。
生活習慣や日本文化に沿った内容が多い
価格が安いぶん、内容は?と気になるところですが、3−4歳むけの「きいどり」は66ページ+月々の紙の付録があります。
冊子の中には、季節ごとのイベントにまつわるエピソード、数字、ひらがな、色塗り、生活週間などのワークが散りばめられています。
我が家にとって、季節の変化が少ないフィリピンに住んでいるので、四季折々の生きものやイベントの様子を学べるのは貴重な機会。
また、ポピーでは「あいさつしましょう」、「風邪を引かないように〇〇しましょう」、といった一般的な生活習慣に関するトピックが多い印象です。
例として、11月はこんな感じです。
- 本誌
- 紙の付録:11月はポピっこファーム
- ほほえみ母さん(保護者向け冊子)
ビーチ、ハロウィン、クリスマスなど季節ごとのイベントページがトップにあります。11月のテーマはお芋ほり。
テーマに沿ったストーリーに合わせて数を数えたりシールを貼ったりします。
ワークではクレヨンを使った線つなぎや数の練習、シール、色塗り、迷路などがあります。
形や色を合わせるワークがあったりも。
親子でできる手遊びや体を動かす遊びのコーナー。
ひらがなは、50音順にあ行から練習していきます。その月に習ったひらがなから始まることばなどをイラストから探すようなワークがあります。
あいさつや遊びに関する生活習慣は物語風に。
11月は風邪をひいたネズミさんのお話から、どういうことに気をつければ良いかな?という流れになっています。
毎号ひとつ、有名なおはなしもついています。
赤ずきん、ぶんぶく茶釜、大きなかぶなどの日本のおはなしがコンパクトについていて、息子のお気に入り。何度も読んでと言われます^^
季節の変わり目には四季にまつわるポスターも。
うちの息子はこの夏の「うみのいきもの」のポスターがお気に入りで、ずっとトイレに貼っています。
ポピーのメリット③付録が紙、かつ少ない
付録の多さは好みが分かれるところだと思いますが、我が家はおもちゃが増えすぎるのがあまり好きではありません。
その点、ポピーの付録は全て紙もしくはモバイル。
手先を使って組み立てたり、切ったり貼ったりといった作業をするものが多く、紙なのでしばらく飾ったあとかさばらすに保管・破棄できます。
DVDなどをセットする手間もないので、楽です。
モバイルは、簡単なゲームや、教材のイラストに合わせた音声がついてきます。
息子が気に入って何度もやりたいと持ち出す付録もいくつかあります。
例えば、レストランごっこ。
メニューとお料理の写真があるシンプルなものですが、これを使ってお客さん役、コックさん役など何度も楽しんでいます。
ポピーのメリット④難易度が優しくちょうどいい
ポピーは他の教材と比べて難易度が優しいと言われます。
これが、英語と日本語、二カ国語を使ううちの息子にはピッタリ。
カタチの概念や数字など、英語で通っているスクールと重複する内容についてはそれほど深く掘り下げなくても、日本語だとこう、という切り替えがしやすいような印象です。
ポピーはシール貼りなどが多く、楽しみながら達成感を得られるような難易度になっていると感じます。
息子にはこの「達成感を得られる」というのがポイントで、できるので「もっとやりたい」という意欲が増し、ポピー以外のワーク(工作など)も取り組むようになりました。
我が家ではポピー以外に、くもんや学研のハサミやシール、運筆などのワークも取り入れています^^
実際使ってみて成長を感じるところ
2歳のももちゃんからはじめてみて、息子の成長を感じるところをあげてみます。
時期にあった生活習慣が身についている
トイレでうんちをする、食事の前に手を洗う、歯磨きをする、といった生活習慣。
私は初めての子育てなのでどの月齢でどのくらいのことを教えるべきかわからなかったのですが、ポピーのおかげで今のところ嫌がらずスムーズにできるようになっています。^^
ひらがなを読めるようになった
3歳のうちにひらがなの50音は全て読めるようになりました。
ポピーではきいどり(年少さん)の終わりまでに少しずつひらがなを学ぶようになっているのですが、文字を読みたい、という意欲が出て、いつの間にか自分で絵本などの文字を読むようになりました。
嫌いだったクレヨンが好きになった
年齢の影響もあるかもしれませんが、筆圧が弱くお絵描きや塗り絵が嫌いだった息子。
きいどりで毎月少しずつマルで囲ったり色を塗ったり迷路などのワークをするうちに、塗り絵や絵をかくことが好きになってきました。
これは嬉しい変化です。
4歳の今では文字を書きたい意欲が増しているので、ひらがなと数字を少しずつ練習しています。
この水で何度も書ける、くもんの「もじ・かずボード」もおすすめです^^
デメリット・気になるところは?
マナーに関するトピックは少なめ
こどもちゃれんじの冊子をいただいたものがいくつかあるのですが、それと比べて社会的なマナーに関するトピックは少なめ。
これは好みがあるかもしれません。
我が家は「電車では静かにしましょう」、といったフィリピンではあまり馴染みのないマナーはあまり求めていないので、なくてもいいかなと考えています。
*ポピーでも「おともだちと順番に譲り合っておもちゃを使いましょう」、といった基本的な内容はあります^^
ジェンダーに関する意識は新しくないかも
これはポピーに限った話ではないのかもしれませんが、最近はお母さんだけでなくお父さんが育児に関わる機会が昔と比べ増えてきましたよね。
ですが、ポピーの中心はずっと「お母さん」。エプロンをつけた昔ながらのお母さんが多く登場します。
体を使った遊びのシーンや父の日などではお父さんももちろん一部登場するのですが、、
我が家は私がメインでポピーを教えているので、特に問題はないのですが、ジェンダーの先入観などが気になる人はいるかもしれません。
まとめ
全体的にコストパフォーマンスが抜群の幼児ポピー。
何より息子が「ポピーしよう!」と自分で持ってくるのが嬉しく、ずっと続けています。
海外でも日本の文化に触れられる貴重な幼児教育教材なので、うまく取り入れていきたいと思います。
無料のサンプルももらえて、本物と同じようにシールなど楽しく体験できるようになっているので、気になる方は試してみてくださいね^^