TV東京系の人気番組、「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦」。
なんと、その番組史上初の海外ロケにマニラが選ばれ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、静岡大学の加藤先生に池の水を抜いていただきました!!
この企画に私もボランティアとしてがっつり関わってきました。楽しかったー^^
ということで、その体験談と今後「池のかいぼり」ボランティアをされる方(いるのかな^^;)のために準備物品や注意事項をメモします。
ちなみに放送は2018年11月18日(日)予定だそうです!
基本的にずーっと掃除に参加していたので、写真がほぼありません(T▽T)ご想像+放送をあわせてお楽しみいただければと思います♪
☆この情報解禁については、当日いらした番組スタッフさんに確認させていただき許可のもとブログにアップしました^^
池の水ぜんぶ抜く大作戦とは 「かいぼり」の話
掻い掘り(かいぼり)とは、農業用の池の維持や水質改善を目的に、池や沼などの水を抜いて泥やゴミを取り除き、天日干しにするという作業のこと。
その過程で池の生きものたちを捕獲するため、外来種(本来日本のその地域に生息しない生きもの)を排除する目的のかいぼりもあるそうです。
参考:Wikipedia
その「かいぼり」をエンターテイメントにしたのが、テレビ東京系が制作している「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」というバラエティ番組。
この番組では、全国各地から依頼のあった池の水を抜き、そこに生息しているさまざまな生きものたちを検証して外来種を取り除いたり、池の掃除をしてきれいにしたりという企画を行っているそう。
毎回おもしろい生きものたちが登場するんですよね。ワニガメとか、アリゲーターガーとか(この番組で初めて知りました)。
HP→TV東京のサイト「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」
今回の舞台は、マニラ市のRizal Parkという大きな公園の一部にある「Japanese Garden」。
このJapanese Gardenは1969年に日比友好の証としてマニラ市に贈られたものですが、管理が行き届かず一時は他国の買い取りの話が出るほどになっていたそうです。
マニラ会というボランティア団体が周りのお掃除などをしてなんとか維持されてきましたが、池の中のお掃除までは手が回らず水は真緑に….。
ということで放したはずのコイが見当たらないほど汚れている池をなんとかしたい、というSOSでした。
1日目 お出迎え
初日は田村淳さんをお出迎えするシーンの撮影。
池のあるRizal ParkのJapanese Gardenは、マニラの観光地のひとつ、イントラムロスのお隣にあります。
平日の夕方だったので日本人が多く住むBGCやMakatiエリアからは1時間くらいかかる距離。
楽しみにしている小学生の子どもたち(授業が終わり次第かけつける予定)と田村さんとどっちが早く到着するかそわそわしながら準備を進めます。
入り口の外はこんなかんじ。
ドーン!!歓迎の横断幕!!
私は撮影の1時間前くらいに着きましたが、すでに水抜きが開始されていました。
思ったよりゴミが少ないかも?
魚を入れておく生簀(いけす)の準備も万端。大きなプールも用意されていました。
続々と人が集まってきます。結局60人?70人?くらい来たのかな。
このイントラムロス、THE・ローカルエリアなので普段キレイめの格好で行く人は少ないと思うんですが、ここぞとばかり、みんな華やか。笑
きれいなお姉さんがいっぱい!ちびっこもいっぱい^^うちも息子を連れて行きました♪
ほぼ予定時間のとおり、田村さんと加藤先生登場!!
わーわー♡と盛大にお出迎え。
Japanese Gardenの入り口で依頼者(マニラ会会長)と田村さんのトークがしばし繰り広げられます。
そして池の方へ移動。
池の様子などを見たあと、ちょっとしたお出迎えセレモニーがありました。
〜放送後追記〜
まずは、フィリピンのマンゴーとパンシットを召し上がりながら主催者の人とトーク。
パンシットはフィリピンのお祝いのときの定番料理で、長生きできるように、という願いをこめてふるまわれます。
年越しそばみたいですね。
用意されていたのは、Pancitの老舗・Amberのもの。
Canton・Bihonなどいろんな麺の種類や味付けがあります。
トークのあとは、フィリピン人の女の子たちのダンス。
(ゆる〜く準備中)
あつしさんと加藤先生も無茶ぶりで引っ張られて一緒に踊っていました( *´艸`)すごい!
こういう番組って全部一発撮りなんですね〜。(゚∀゚)
特に現場でのトークの段取りとか練習とか取り直しがなく、サーッと入ってきてトークして、ハイ次〜と移動してセレモニーに参加して、、というかんじで、すごくスムーズでした。プロ!!
2日目 かいぼり開始
2日目はかいぼりの日。
朝一番は快晴!!長靴や手袋などがっつり池に入るための格好をして待機。
網は主催者の方が用意してくれました♪
まず田村さんをわーわーお出迎えしてから、いよいよ池に入ります。
池に入る人数が多すぎないよう調整していましたが、私は最初に入る組になりました。
生きもの救うぞー!の掛け声で一斉に開始。
水はだいぶ抜けていて、私の足首くらいの深さになっていました。
ヘドロも思ったより少なく、足をとられずに歩ける程度。
と思った途端にズボっ!!
穴にハマった!!(T▽T)あぶな〜〜〜〜!!!
私の太ももまですとーんとハマる深さ。まったく上から見えません。怖!!
その後、慎重に進んでいくと水面から結構な勢いで泳ぐ「なにか」が見える(O⌓O)
そーっと網を動かして、、
捕れた〜!!
私でも動き回るお魚を捕まえることができました^^
すんごいビチビチィっ!と跳ねるので最初はタライに入れるときに逃げられたりも。
全身が泥だらけになります。
お魚や生きものたちは水を張ったタライに入れて、池のほとりのボランティアメンバーに送ります。
仕分けのグループがお魚や生きものをきれいなお水に移し替えて種類ごとに分けていきます。
30分くらいで連携がスムーズになって、どんどんタライが回るようになりました^^
はじめは感染のことなどを気にしておそるおそるだったのに、すっかり夢中になって魚を追いかける大人たち。
こういう泥遊び?みたいな経験ってなかなか機会がないですよね。楽しい!
(目と口に泥が入らないようには注意してましたが)
田村さん、加藤先生や撮影スタッフさんのほうでも「なにか」を見つけたような盛り上がる声が!!^^
2時間くらいがっつりみんなで作業して、少しずつ休憩に入りました。
炎天下なので、この最初の作業でかなり体力を消耗しました。
代わりに、子どもたちは元気元気。 休憩中も全身泥だらけにして網を振り回していました。ほのぼの〜。
捕れたもの
池に行く前は、変なゴミとか謎の生きものとかがわんさか出たらどうしよう、、逆にゴミだけでお魚がいなかったら悲しいね、、なんて話していたのですが。
お魚、いました!
〜放送後追記〜
鯉
まずは第一目的、観賞用に放したコイたち。
208匹いたはずとのことですが、見つかったのは60匹くらい(・・;
大きなプールに身を寄せ合って泳いでいました。
ティラピア
一番多かったのがコレ!ティラピアというフィリピンの食用のお魚。
市場やスーパーマーケットでもよく見かける庶民的なお魚です。
これが5000匹?!ほど捕れたようで。
私がつかまえたのもほとんどティラピアでした。
以前から釣りをしている人がいたそうなので、育ててから食べていたんでしょうね、というお話。
日本庭園が養殖場になってる〜^^;
巨大ウナギ
一番の大モノ、巨大ウナギ。
プールの端っこに隠れて姿を見せてくれません。
このウナギがコイの稚魚を食べた犯人では?という話でした。
ナマズ
ナマズもマニラの市場やスーパーマーケットで見られる食用のお魚です。
番組を見て知ったのですが、この捕れた種類のナマズは陸上を歩けるんだとか!!
えーそんなナマズがあるの?!(; ̄Д ̄)
アフリカのお魚
赤い目とお花のような斑点模様が特徴的なお魚。
つかまえたときはティラピアかな?と思いましたが、違う種類のお魚だそうです。
ティラピアとコイの雑種
びっくりだったのが、カラフルなティラピアがいたこと。
コイとの雑種が生まれていたそうです。
このお魚は食べても美味しくないそうで、フィリピン人に見向きもされていませんでした、、かわいそう(;;)
エビ
少しですがエビも発見されていました。
捕ったお魚はどうなったのか
ティラピアの一部は池のほとりでこんがりと焼き魚にされました。
公園内は火気NGだそうで、煙もくもくだったので危うくストップをかけられそうに!
→あとでティラピアたくさんあげるから〜♡と守衛さんに交渉して無事に続行。
このゆるさ、フィリピン。
できあがり。
焦げすぎ〜!!(*≧m≦*)
あつしさんに食べていただく用のティラピアはもう少しキレイに焼き直されていました。
→が、この池で捕れたものはちょっと、、、ということでストップがかかり、スタッフさんが召し上がっていました。
あの水の色を見たらそう思いますよね、、、(・・;
そのあとは、お待ちかね。フィリピン人の皆さんにティラピア開放。
一斉にティラピアを取る皆さん。
何袋も大量に持って帰っていました。
捕ったお魚を食用で持ち帰るというのは番組としては初めてのことだそう。
お魚も浮かばれるような気がすると皆さんおっしゃっていました。
最後の仕上げ バキューム
生きものたちをプールやタライに種類ごとに分けたあと、最後の仕上げ、ヘドロを吸うバキューム作業で締め。
ということでバキューム車を待っていたのですが、全然来ない。
フィリピンタイム?渋滞???
待っている間に、どしゃぶりの大雨に!!
外での撮影を中止して、屋根のあるところで捕れた生きものたちを紹介するシーンに入りました。
やっとバキューム車が到着したときも、まだ降り止まず。
撮影スケジュールがおしていたので、雨の中仕上げの作業を開始!
ボランティア隊も最後のチカラを振り絞り、池のゴミ拾いに入ります。
このときはすでにボランティアは10人くらいに減っていました^^;
池のふち沿いにはお菓子の袋やペットボトルなどがたくさん落ちていましたが、変なゴミは出ませんでした。ほっ。
一方ヘドロはというと、、マニラのバキュームは性能がよくないのか、なかなか作業が進まない様子(・・;
田村さん、加藤先生、スタッフさんがヘドロをかき集めながら懸命に作業してくださいました。
とにかく、すごくスケジュールがタイトなのに最後までお二人が作業してくださったことに驚いたし、感動しました。
タレントさんって最初だけ撮ってあとはスタッフさんやボランティアがやるんでしょ?とか思いませんか??
私も(ちょっとだけ)そうなのかな〜と思ってたんですが、違いました。
本当に一生懸命、ドロをかきかき、長時間バキュームを抱えて奮闘されていたんです。
本当にありがたいです。^^
なかなか全部のヘドロは取りきれませんでしたが、ヘドロもゴミもだいぶきれいに除去して作業終了!!
おつかれさまでした〜!!
(↑写真の奥に写っているオレンジのホースがバキューム。細いので大変そうでした)
田村さんたちが帰られたあとは、残っていた男性ボランティアさんたちがビニールプールに入ったお魚を土のうで仕切った生簀(いけす)に一次避難させる作業をしてくれました^^
がんばってくれたフィリピン人ボランティアの皆さん♪
このあとは池を日干しして数日かけて水をはり直すということだったんですが、この日の大雨ですでに水かさが増してました。これがマニラだよね〜。
感想
かいぼりは童心に返れる
休憩をはさみつつですが、9時から15時ごろまで作業しました。
ものすご〜く疲れましたが、楽しくて時間があっという間!
お祭り好きという性格もありますが、日常生活でなかなか経験できない「かいぼり」という池の内部を見る作業は興味深く、楽しかったです^^
大人も子どもも、池のなかで無心に生きものを追いかけて、はじめましての人たちと一緒に取り組める一体感や充実感。
こんな経験をマニラでできるとは思っていませんでした。
田村淳さんがいい人
テレビでよくお見かけするロンドンブーツ1号2号の田村淳さん。
撮影中も、カメラが回っていないときも、そのままの印象の方でした。
好奇心が旺盛でいろんな質問を加藤先生や主催の皆さんとやりとりされていたり、スタッフさんと一緒に一生懸命作業されていたり、お魚に餌をあげてみたりという姿が。
写真を撮ってもらった人もいたんですが、すごく疲れているなかでも嫌な顔ひとつせず応じていらっしゃいました。
私も一緒に撮ってもらいたかったな〜(´・ε・̥ˋ๑)
*写真やサインは(日本では)完全NGだそう。今回はマニラなのでオマケだということです^^;
*静岡大学の加藤先生もとても良い方でした。
若い人の質問にとても丁寧に答えてくださったり、真剣に生きものの様子を眺めている姿が印象的でした。^^
番組の準備がとても大変そうなのが伝わってきた
友だち夫婦が主催として(縁の下で)動き回っていたのですが、半年以上前から準備と打ち合わせを重ねて今回の企画が実現したそうです。
特にはじめての海外企画ということで、水抜きのポンプやバキュームの車の手配も大変だったと思います。
場所が場所なのでフィリピンのお役所の許可や大使館のサポートを得る必要があったり。
友だち夫婦やマニラ会、現地コーディネーターの方と、番組スタッフさんとの綿密なやり取りのおかげで事故なく実現できたことは本当にすごいなと思います。
そんな企画に参加できて光栄でした^^
友だち夫婦と会社の人たちが水色のTシャツを着て奮闘しているので、がんばった水色Tシャツのメンバーにも注目してみてください♡
スタッフさんの雰囲気が良かった
TV番組の企画に関わるのが初めてだったので、どんなスタッフさんが来るのかな?と興味津々だったんですが、思いのほか少数精鋭!!少ない人数で現場を進めていらっしゃいました。
短いあいだ一部のお時間をご一緒しただけですが、いろんな方面に気遣いされる雰囲気のよい方たちでした。
こういうお仕事されていると自然と身につくのかな〜。
女性のスタッフさんもいらっしゃいました。
特に女性にとってマニラは治安面の心配があったのではないかなと思うんですが、お仕事とはいえマニラまでようこそ!という気持ちになりました^^
大都会のMakatiやBGC(ボニファシオグローバルシティ)まで来てほしいなー。マニラのイメージが変わるはず♪
準備物品と注意すること
今回初めて池掃除(かいぼり)に参加しましたが、事前にいろいろ調べて用意したものをご紹介します。
- タオル
- 水(ペットボトル1.5L〜)
- 手袋(ビニール+軍手)
- 長靴
- レインコート
- ぼうし
- 靴下
- マスク
- 汚れてもいい服(上下)
- 着替え+替えのサンダル
- 日焼け止め
- 虫除け
- 応急処置セット
- ウェットティッシュ
- 貴重品を持ち歩くポシェット
- ビニール袋(大きめ:汚れたものを持ち替える用)
- スマートフォン防水カバー(必要時)
- サングラス(必要時)
マニラならではで必要だったものは、トイレットペーパー。ローカルエリアでは紙のないトイレがデフォルトなので。
貴重品は運営側で預かってくれるスペースを設けてくれていたので今回は大丈夫でしたが、場合によっては持ち歩く必要があるので小さなポシェットやウエストポーチがあるといいかなと思います。
着替えは全身分を持っていってよかったです。魚がビチビチはねて顔まで汚れました^^;
感染予防に必要なもの
ここからは細かく見ていきます。
- 手袋(二重)
- ゴーグル
- マスク
- 長靴
- 肌の露出を減らす長袖長ズボン
池のかいぼりで重要なのは、まず自分の身を守ること。
池のなかにどんな生きものがいるかわからないし、小枝やとがったゴミで怪我をすると感染の危険もあります。
フィリピンで怖いのは破傷風とレプトスピラ症ですね。
レプトスピラという細菌による感染症。ネズミなどの排泄物から汚染された土壌や水がヒトの粘膜や傷口に触れることにより感染します。
フィリピンでは特に雨季の感染報告が多い病気のひとつ。
2日〜3週間の潜伏期間を経て、頭痛や発熱、悪感、筋肉痛、吐き気、下痢や腹痛などの風邪に似た症状が始まり、重症化すると肝機能や腎機能に影響を及ぼして命にかかわることがあります(ワイル病)。
参考
レプトスピラ症(ワイル病) Leptospirosis厚生労働省検疫所 FORTH
最低限、気を付けたいポイントはこちら。
- 傷があるときは池に入らない
- 怪我したかな?と思ったときは流水で傷口をたくさん洗って病院へ
- 手袋を2枚重ねにする
- 水面から出る長さの長靴を着用する
- マスク、ゴーグルをする
感染予防のため手袋を2重にするのがおすすめです。
私は肘まである掃除用のゴム手袋に、ゴツゴツ硬い部分のついた園芸用の手袋を重ねました。
番組のスタッフさんや田村さん、加藤先生が身につけていたのは、医療用などで使うディスポーザブルの手袋+肘までの作業用ニトリル手袋でした。
また、目も粘膜なのでゴーグルを着けるほうが安全です。
私は手術室で使うフェイスシールド付きのマスクを持参しました。(が、タイミング悪く結局着用しませんでした。つければよかった〜。。)
これは被災地ボランティアに行っていたときによく使っていたもので、日本ではインターネットでも購入できます。(でも大量に入ってるのでそんなにいらないかも)
田村さん、加藤先生はこういうゴーグルを着用されていました。
マニラだとJINSに花粉用メガネとか売ってるのかな。
足元は長靴。
番組では釣り用のつなぎが付いているタイプの長靴(胴長)を皆さん着用されていますね。
私は見つけられなかったので長靴+レインコートで挑みましたが、めっちゃ浸水しました、、(ToT)
マニラでもつなぎを買えるところがあるそうです。(キアポとか)
ちなみに、フィリピン人は思いっきり裸足で入っていました、、、。えええヽ(゚Д゚;)ノ!!
熱中症予防に必要なもの
- 水、塩分
- 帽子
- タオル
- 氷(熱中症になったとき)
炎天下での長時間の作業になるので、熱中症が怖いですよね。
特に今回は通気性の悪い衣類を着用しての作業だったので心配でした。
熱中症予防のポイントはこちら。
- こまめな水分補給(塩分入りのものも)
- こまめな休憩
- ぼうしやタオルで日差しをできるだけ避ける
基本ではありますが、休憩は集中すると忘れがちなので意識したいところ。
脱水は熱中症の重要な原因のひとつなので、予防のため水や塩分入りの水分を摂ることも有名ですね。
脱水の対処として日本ではOS-1という経口補水液がメジャーですが、、
マニラで経口補水といえばこの粉。Oral Rehydration Saltsといって、マーキュリードラッグなどで手に入ります。
1包を200mlの水に溶かして飲むので、500mlペットボトルだと少し水を減らして2包溶かすイメージですね。
ただ、涙が出るくらい飲みにくい味で、、(ToT)これが必要になる前にポカリスエットなどで水分や電解質を補給したほうがいいと思います。
熱中症の主な症状は以下のとおり。
- ほてり、めまい、からだのだるさ
- 吐き気、嘔吐
- 手足がつる、痙攣(けいれんする)
- 大量の汗
- 体温が異常に高い、皮ふが赤く乾いている
- 自分で水分補給ができない
- 呼びかけに反応しない
特に、呼びかけに反応しない場合は直ちに救急車(フィリピンは911)を呼ぶ必要があります。
自分で蓋を開けてペットボトルからお水を飲めない場合も要注意。すぐに病院へ直行です。
体温を下げる応急処置の方法としては、衣類をゆるめて太ももの付け根や首すじ、脇の下など大きな血管が比較的体の表面に近いところに走っている部分を冷やす方法が有名です。
が!
体温が異常に上がっている場合(深部体温が40℃以上)はそれでは不十分といわれます。とにかく1分1秒でも早く冷やすため、体を水に浸すのが効果的だそう。氷水だとなおよし。
大きな血管を冷やしても、全身の循環はゆっくりなので間に合わないというデータがあるそうで。
参考
「首・わき・鼠径部」を氷で冷やす方法では体温が全然下がらない熱中症.com
ただ、信頼性があると言われるアメリカの医療サイト、WebMDでは以下の注意点も明記されています。
Do not use ice for older patients, young children, patients with chronic illness, or anyone whose heat stroke occurred without vigorous exercise.
高齢者、幼児、慢性疾患の患者や激しい運動をせずに熱中症になった人には氷を使用しないこと。
私はもし今回ひどい熱中症の人が出たら、魚を入れる用のビニールプールに突っ込む?とか(密かに)考えていました。ペットボトル用のクーラーボックスに氷がたくさん入っていることを前日に確認してみたり。重症化する前に対処するのが一番ですけど、、^^;
Japanese Gardenは屋根のある場所が池のほとりにあり、各自で休憩もこまめにとられていたので誰も体調を崩すことなくイベントが終了しました。すばらしい〜!
ちなみに、特に主催者の方に救護のことを言われていたわけではないです。もし倒れる人や怪我する人がいたときに何も動けないのは医療者として困るよな〜と思い、最低限の応急処置だけ考えていきました笑
役に立つかわからないけど、少しでも準備していると何事もないことが多いですね。良かった〜。
*情報で間違っているものがあればお知らせいただけると嬉しいです。
蚊に刺されないために必要なもの
- 虫除け
- 肌の露出を減らす服
もうひとつ重要なのは虫刺され、特に蚊の対策です。
日本だと蚊に食われた〜!かゆい〜!で済むかもしれませんが、マニラは蚊の感染症のリスクを考慮する必要があります。
マラリアやジカ熱も都市で皆無ではないですが、特にマニラなどの都会で多いのはデング熱(dengue)。
多くは無症状や軽い症状で済むこともあるものの、重症化すると命の危険もあります。
というわけで、虫よけは必須。
マニラで具合が悪くなったら?大きな病院の救急外来のかかり方 持ち物やポイントも♪
まとめ
主催の友だちのお誘いで参加できた今回のかいぼり&TV撮影企画。
平日だったので学校の子どもたちやお勤めの人たちが参加できなかったのは残念でしたが、それでも多くのボランティアのみなさんが集まってわいわいできたのは良かったです^^
自然と触れ合う機会の少ないマニラなので、私にとってとても貴重な経験になりました。
はるばるマニラまでお越しくださった田村淳さん、加藤先生、撮影スタッフの皆さん、ありがとうございました^^
なお、池と公園の維持をされている「マニラ会」のお掃除メンバーを随時募集中だそうです。
今回このJapanese Gardenの知名度が上がったと思うので、ご興味ある方はお掃除にもぜひ参加してみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
こんにちは!
好きな番組なので興味深く拝見させていただきました
一点気になったのが情報の掲載について番組側の許可を得ていらっしゃいますでしょうか?
本文内でも放送後に詳細をというような記述がありましたので、ここまでは大丈夫という許可を得ていらっしゃるのかもしれませんが、国内でのロケの場合は基本的にオンエアまではほぼ完全な情報の拡散禁止でやっていらっしゃる番組だと思いますので、許可済みならばその旨記載された方が私のような心配をする者も減ると思いますのでお勧めいたします
田上さん コメントありがとうございます。当日いらした番組スタッフさんに情報をインターネットで公開してもいいか許可をいただいたので記事にしたのですが、もう一度主催の友だち経由で運営の方に確認しますね^^
主催のみなさんには日本のテレビでマニラ版のCMが開始したあとの情報公開であることと、番組を見てもらうきっかけになるからいいんじゃないの〜、というかんじで許可をもらったんですが、確かにしっかりとした範囲を確認して記載したほうがいいですね。ご指摘ありがとうございます!
そうだっんですね!
安心しました(笑)
せっかくのフィリピンと日本の友好の架け橋になりそうな企画なので炎上とかしてはいけないと思いおせっかいとは思いましたがコメントさせていただきました
真摯に返信していただきありがとうございました